1から始めるお母さんのためのパソコン教室

Office 365 検証の館

Office 製品について

法人用プレインストール版 Office

Windows 10 Ver.1709 以降から、Office Premium だけでなく、Office 2016 や Office 2019 製品がプレインストールされているタイプが発売されるようになりました。

家電量販店などで Windows 10 Home に Office Home and Business 2016/2019 や Office Personal 2016/2019 がプレインストールされているタイプも見つかります。しかし、Windows 10 Home を企業で利用するのはお勧めできません。法人用 の Windows 10 Pro もしくは、Windows 10 Enterprise に法人向け Office 2016/2019 がプレインストールされているタイプを購入しましょう。

  1. パソコンのセットアップ
  2. Office 製品のセットアップ方法
  3. 買い切り版 Office とは
  4. 再インストールする場合
  5. 企業で Microsoft アカウントを使う場合
  6. PCを利用するユーザーを変更する場合
  7. 未インストールの製品を追加したい場合

パソコンのセットアップ

パソコンのセットアップ方法は、まず最初に |パソコンをセットアップ で紹介した方法と変わりありません。 法人用パソコンですので、OS は、Windows 10 Pro もしくは、Windows 10 Enterprise でしょう。 途中、「設定する方法を指定してください」の画面で個人用に設定するのか、法人用に設定するのか聞かれます。 法人用 Office 365 のアカウントがない場合は、「個人用に設定」を選択してください。 以降のやり方は、パソコンをセットアップする: 1から始めるお母さんのためのパソコン教室「12.」からになります。

「個人用に設定」を選択した場合、できるだけ Microsoft アカウントでサインインしてセットアップします。 なお、複数台のPCをセットアップする場合は、すべて違う Microsoft アカウントでセットアップしてください。 Windows 10 には、オンラインストレージの OneDrive が標準で利用可能です。 Office 製品も OneDrive に保存するよう推奨されています。 Microsoft アカウントでセットアップすれば、即 OneDrive の利用が可能になり便利です。

Office 製品のセットアップ方法

法人向けプレインストール版 Office 2016/2019 のストアアプリ版の場合は、セットアップする際に、Microsoft アカウントを準備する必要がなくなりました。 パソコンに付属している Office 製品のプロダクトキーが記載されたカードだけで、ライセンス認証が完了します。 Office 製品のプロダクトキーが記載されたカードは、紛失してしまわないようにしてください。 また、プロダクトキーは、PCのマザーボードに紐づけられているとのことです。 他のPCでは、利用できませんので、必ずどのPCのものなのかわかるよう、Office 製品のプロダクトキーが記載されたカードにメモしておいてください。

インターネットの環境がある場合は、ネットを介してライセンス認証が行われるので簡単に作業できます。 しかし、インターネットのない環境でも大丈夫です。 最後に「ライセンス認証ウィザード」が表示されますので、セットアップ後30日以内に一時的にインターネットに接続してライセンス認証をするか、電話でのライセンス認証をします。

参考:インストール - プレインストール版 (PIPC) 製品インストール - Microsoft Office

セットアップ完了後は、そのパソコンのみで、パソコンが壊れるまで永続的に使えます。

なお、メーカーによっては、2019年7月以降から、デスクトップ版でインストールされるタイプが出ているとのことです。 デスクトップ版の場合は、Microsoft アカウントが必要です。 しかし、セットアップ後は、プロダクトキーと Microsoft アカウントが紐づくことがないとのことです。 これを見分ける方法は、再インストールする場合でどうぞ。

買い切り版 Office とは

プレインストール版 Office 2016 や Office 2019 は、買い切り製品です。そのパソコンが壊れても他のパソコンに移行できません。そして、個人用の Office Premium や法人用 Office 365 では、更新プログラムをインストールすると新機能が追加されますが、買い切り版 Office は、Office 更新プログラムをインストールしても新機能は追加されないか、追加されても簡易なものでしか追加されません。

また、買い切り版は、アップグレードもできません。例えば、Office 2016 で購入した場合、現在既に Office 2019 が発売されいますが、Office 2019 になりません。 将来、Office 2019 にしたい場合は、その時に買い直しになります。

再インストールする場合

不具合が発生した、ストアアプリ版からデスクトップ版に切り替えたいなどでプレインストール版 Office 2016/2019 をアンインストールし、その後、再インストールしたい場合は、インターネットの環境が必要です。

また、購入したメーカーによっては、その時期により、ストアアプリ版でインストールされているタイプとデスクトップ版でインストールされているタイプがあるとのことです。 どんなタイプでインストールされているのか確認するには、「設定」-「アプリ」-「アプリと機能」の一覧から「Microsoft Office」を探します。

  • ストアアプリ版(2019年2月以前に発売されたモデル)
    「Microsoft Office Desktop Apps」と表示
    ストアアプリ版でも再インストールできますし、デスクトップ版に切り替えることも可能
  • デスクトップ版(2019年7月以降に発売されたモデル)
    「Microsoft Office *********** 2019 ja-jp」という感じで表示
    デスクトップ版でしか再インストールできません

ストアアプリ版で再インストールするには、「Microsoft Store」アプリを使います。 インターネットに接続されていることを確認し、「Microsoft Store」アプリの右上にある「・・・」-「ダウンロードと更新」と進むと、「最近のアクティビティ」が開きます。 お使いの PC で利用可能な Office 製品が一覧表示されていることでしょう。 Word や Excel などを選択して開くとそのアプリの説明画面が表示されます。 インストールが完了しているか、未適用の更新プログラムがないかどうか確認します。 通常は、自動的にダウンロードが開始されます。 すべての Office 製品がダウンロードされ、利用可能な状態になっているかどうか確認します。

デスクトップ版で再インストールするには、Office セットアップページで作業します。その際に、Microsoft アカウントが必要になります。しかし、個人用の Office 製品と違い、法人用 Office 製品は、プロダクトキーと Microsoft アカウントが紐づけられません。よって、利用者が変わっても、再インストールする際、違う Microsoft アカウントでセットアップすることができます。 利用する Microsoft アカウントは、パソコンをお使いのユーザーが常に使っている Microsoft アカウントでセットアップするといいでしょう。

企業で Microsoft アカウントを使う場合

基本的に、Microsoft アカウントは、個人で使用するために取得し利用します。Microsoft アカウントを作成する場合、同じ通信回線からは、1日に3つまでしか作成できません。 制限数を超えて作成しようとするとMicrosoft アカウントから「新規登録エラー」が表示されます。 企業で大量に Microsoft アカウントを取得するのは、難しいです。 また、1つの Microsoft アカウントで紐づけられるパッケージ版 Office 製品は、最大30個までです。

そして、Microsoft アカウントは、PCへのサインイン、Office 製品の再インストールだけでなく、Microsoft のサービスにも利用できます。 Windows 10 に同じ Microsoft アカウントでサインインすれば、パソコンの設定の同期が可能ですし、スマートフォンやタブレットなどとも連携できます。 また、Skype や OneDrive のサービスが利用可能です。

Microsoft アカウントを取得後、これらのサービスに1年まったくサインインせずに放置していると、データが消去されます。 5年以内であれば、サインインすることは可能ですが、データはなくなっています。Microsoft アカウントは、PCにサインインする際に利用するなど、常に何らかのサービスにサインインするよう使う必要があります。

大量に紐づけた Office 製品の利用権利をもった Microsoft アカウントを放置していて、数年後にデータを消去されてしまうと大損になります。 企業での Microsoft アカウントの取得しての利用は、避けた方が無難です。

PCを利用するユーザーを変更する場合

PCを利用していたユーザーの部署が変わる、退職するなどで違う人が利用するようになる際には、パソコンを初期化しましょう。 Windows 10 では、「設定」-「更新とセキュリティ」-「回復」の「この PC を初期状態に戻す」で初期化できるようになっています。

未インストールの製品を追加したい場合

Access や Publisher など、プレインストール版に未搭載の製品を使いたい場合は、その製品を追加購入し、追加インストールする必要があります。 しかし、後々のことを考えるのでしたら、できれば、Access や Publisher も含む、Office 365 を契約した方がいいでしょう。

どうしても、プレインストール版 Office に追加インストールしたい場合は、次のようなことに留意する必要があります。

プレインストール版 Office 製品をストアアプリ版からデスクトップ版に切り替える

確認方法

  1. 「設定」-「アプリ」-「アプリと機能」を開き、「Microsoft Office」を探します。
  2. 「Microsoft Office XXXXXXXXXX 2016 ‐ ja-jp」もしくは、「Microsoft Office XXXXXXXXXX 2019 ‐ ja-jp」と表示されている場合は、「デスクトップ版」がインストールされています。
  3. 「Microsoft Office Desktop Apps」と表示されている場合は、「ストアアプリ版」がインストールされていますので、選択すると表示される「アンインストール」ボタンを押してアンインストール作業をします。

デスクトップ版のインストール

  1. ストアアプリ版 Office 製品のアンインストールができたら、PCを再起動します。
  2. Office 再インストールページを開きます。
  3. 「サインイン」を押して、そのPCを使う人の Microsoft アカウントでサインインします。
    ※法人用 Office 製品は、製品と Microsoft アカウントは紐づかないようになっています。
  4. PCに付属していた Office 製品のカードに記載されているプロダクトキーを入力します。
  5. [国または地域] で「日本」、[該当する言語] では「日本語」を選択し、「次へ」ボタンを押します。
  6. 「Office の取得」画面で内容を確認し、「次へ」ボタンを押します。
  7. 「今すぐダウンロード」ボタンを押します。
  8. ブラウザーの通知バーに表示される「実行」ボタンを押して、インストールします。
  9. 「すべて完了です」と表示されたら「閉じる」ボタンを押します。
追加したい製品は、プレインストール版のバージョンに合わせるか、より新しいバージョンにする

Office 製品のインストールで、バージョンが違うものをインストールしたい場合は、古いものインストール後、新しいものをインストールします。

よって、プレインストール版の Office よりも古いバージョンの単体製品をインストールしたい場合は、古いバージョンを先にインストールしてからになります。 ただし、Windows 10 は、Office 2010 から対応可能です。 Office 2007 以前の製品は、未対応ですので、新しい製品を購入する必要があります。

追加インストールした製品は Microsoft アカウントに紐づく

法人用プレインストール版 Office 製品は、Microsoft アカウントに紐づくことがありません。 よって、後々、PC を使うユーザーが変わっても、付属していた Office 製品のプロダクトキーだけで再インストール可能です。

しかし、追加購入したダウンロード版やパッケージ版の Access や Publisher などは、インストールする際に Microsoft アカウントと紐づきます。初回インストール時に使ったプロダクトキーは、再インストールの際に使えません。 再インストールする際は、初回インストール時に使った Microsoft アカウントで「サービスとサブスクリプション」にアクセスしてインストール作業をします。 このため、うっかり個人用の Microsoft アカウントでインストール作業をしてしまうと、ユーザーが変わった際、再インストールできないことになります。

では、追加購入した製品専用の Microsoft アカウントを作って、インストールしたとします。 そして、以降、その Microsoft アカウントでまったく何のサービスにもサインインせず放置したとします。 企業で Microsoft アカウントを使う場合でも説明しましたが、Microsoft アカウントは、1年間、サインインせずに放置すると、リセットされてしまいます。 つまり、紐づけた Office 製品の情報もリセットされ、使えなくなってしまいますので注意してください。

※この Microsoft アカウントの管理が面倒なので、法人用 Office 365 の利用をお勧めします。

ボリュームライセンス製品の場合は、ダウンロード形式に注意

Office 製品を追加インストールする際、同じバージョンの場合はインストール形式も合わせる必要があります。 

プレインストール版は、Office 2016、Office 2019 共にクイック実行(C2R)形式です。 よって、ボリュームライセンス製品の同じバージョンでインストールする場合は、ダウンロード形式をC2R形式にする必要があります。 ボリュームライセンス製品でも Office 2019 であれば、C2R しかありませんので、大丈夫です。 しかし、Office 2016 以前は、MSI しかありません。 MSI形式しかない製品の場合は、プレインストール版とは、違うバージョンにする必要があります。

例えば、プレインストール版が Office 2019 で Access 2019をインストールする場合、両方とも C2R なので、インストール可能です。しかし、プレインストール版が Office 2016 の場合、バージョンが同じである Access 2016 は、MSI でインストール形式が違うので、追加インストールできません。そこで、バージョンの違う Access 2013 の MSI でインストールします。

参考:

FAQ - プレインストール版 (PIPC) 製品インストール - Microsoft Office

ビジネス利用のお客様 - Office ライセンスのご案内 Office の買い方・選び方

Office 2019/Office 2016 搭載 PC (個人向け) (法人向け) の違いについて - 楽しもう Office

再インストール - プレインストール版 (PIPC) 製品インストール - Microsoft Office

同じ PC にインストールできる Office 製品について - Microsoft Office 2016

クイック実行形式 (C2R) と Windows インストーラー形式 (MSI) を見分ける方法 – Office Support Team Blog JAPAN

Office.com/setup のプロダクト キー エラーに関するサポートを受ける - Office サポート

目次

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