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小技

OneDriveを使う

Windows 10では、OneDrive デスクトップアプリが Windows のシステムとして組み込まれています。 これを使うと、MicrosoftのWeb上のクラウドストレージである OneDrive.com 内のフォルダーがWindows 10のエクスプローラーで利用することができます。
エクスプローラーでOneDriveを開いた

これによって、オンライン上のファイルが、あたかもパソコン内にあるファイルのように扱えます。

このページでは、Windows 10 Ver.1903 の OneDrive (バージョン 2019 Build 19.152.0927.0012) で次のことを紹介します。

OneDrive の設定

OneDrive デスクトップアプリが使えるパソコンでは、同じ Microsoft アカウントでOneDrive デスクトップアプリにサインインすると、OneDrive上のファイルを更新するとすべてのパソコンで同期されるようになっています。OneDrive の「設定」を確認するには、次のようにします。

  1. 通知領域にある「雲」マークのアイコンをクリック
    ※「雲」マークが見えない場合は、通知領域にある上向き矢印を押すと表示されます。
    通知領域の隠れているインジケーターを表示
  2. 表示された画面右下にある「・・・ その他」ボタンを押して、表示されたメニューから「設定」を選択
    雲マークを右クリックすると表示されるメニュー
    ※タスクバーの「雲」マークを右クリックすると、直接「・・・」が開き、同様の画面が表示されます。。
  3. Microsoft OneDriveの設定ダイアログが開きます。 「アカウント」タブでは、どのアカウントで、どのくらいの容量が利用可能なのか確認できます。
    Microsoft OneDriveの設定ダイアログ 「アカウント」タブ

OneDrive デスクトップアプリは、Windows 8.1以降から標準でインストールされています。 Windows 8や Windows 7でも使いたい場合は、Microsoft OneDrive のダウンロードでダウンロードファイルを使ってインストールします。 なお、Windows 8や Windows 7で、Windows Essentials 製品をインストールして使っていた場合は、Windows Live メールなどと共にセットでOneDrive デスクトップアプリも入っているので、既にインストールされていることがあります。

PC内の重要なフォルダーをバックアップ

Windows 10では、「ドキュメント」や「ピクチャ」、「デスクトップ」の保存先をパソコン内ではなく、OneDrive.com 内の「ドキュメント」と「ピクチャ」、そして「デスクトップ」フォルダーにすることができます。この設定の確認は、Microsoft OneDriveの設定ダイアログの「バックアップ」タブの「バックアップを管理」で行えます。
Microsoft OneDriveの設定ダイアログの「バックアップ」タブ

「ドキュメント」や「ピクチャ」「デスクトップ」の保存先を「この PC のみ」に変更した場合は、データを定期的にバックアップを取る必要があります。 データをOneDrive上に保存しておけば、バックアップを定期的に取る必要がありません。 また、OneDrive上に保存しておけば、新規にパソコンを購入した際も、データを引っ越しさせる必要もありません。 同じ Microsoft アカウントでサインインすれば、OneDrive 上のデータと同期を開始し、ほどなく以前のパソコンのデータをそのまま利用することができます。

なお、「ドキュメント」や「ピクチャ」「デスクトップ」のバックアップを OneDrive 上に置くと、各フォルダーは、
C:\Users\ユーザー名\ から C:\Users\ユーザー名\OneDrive\ というように「OneDrive」内へ移動します。

このほか、「バックアップ」タブの「作成したスクリーンショットを OneDrive に自動的に保存する」にチェックをつけると、キーボードの PrintScreen キーを押した際、OneDrive の「ピクチャ」-「Screenshots」フォルダーにファイル名「2017-01-26」という感じで、半角英数字の「年月日」がついた番号で自動的に保存されます。 また、OneDriveから「スクリーンショットを保存しました」という通知も表示されます。 また、Alt+PrintScreen キーで選択中のウインドウだけのキャプチャーも自動保存されます。

ファイル オンデマンド

Windows 10 Ver.1709 のOneDrive からは、「ファイル オンデマンド」が利用可能です。「設定」タブで「ファイル オンデマンド」が有効になっていると、OneDrive に保存してあるファイルがすべてエクスプローラーに表示されるようになりました。 しかし、見えるだけで実際のファイルは、OneDrive 上にあります。おかげで、パソコン内の容量不足から解消されます。

OneDriveの「設定」タブ

エクスプローラーに表示されているマークは、次のようになっています。

  • 雲 雲の印は、見えるけれどもダウンロードしていない状態です。利用したい場合は、インターネットに接続されている環境でダウンロードします。
  • 緑のチェック 緑のチェックは、ダウンロード済みなので、インターネットにつながっていなくてもファイルが利用可能です。
  • 回転している矢印 矢印が回っている印は、更新中です。しばらく待ちます。
  • 白抜きチャック 白抜き緑のチェックは、ファイルやフォルダーを右クリックして「このデバイス上で常に保持する」を選択した場合です。この印がついていると、常に同期されるようになります。

OneDriveを共有する

写真やファイルを友人知人に見てもらいたい、という場合は、OneDriveで「共有」作業をします。

「OneDriveを共有する」際によく聞くのが自分のMicrosoft アカウントとそのパスワードを友人知人に教えてしまうということです。Microsoft アカウントのパスワードは、誰にも教えてはいけません。 パスワードが第三者に漏れてしまった場合、大事なファイルを見られたり、盗まれたり、下手をすると、Microsoft アカウントを乗っ取られてしまう恐れがありますのでご注意ください。

OneDriveで「共有」をする方法は、いろいろあります。このページでは、ブラウザを使った方法を紹介します。 まず、Microsoft Edge でOneDrive.com へアクセスしサインインします。共有するための専用のフォルダーを作ります。その後、その専用フォルダーを選択して上部の「共有」を押します。
OneDrive.comで専用フォルダーを選択

下記のような共有の「リンクの送信」画面が表示されます。
OneDrive.com 共有の「リンクの送信」画面

  • リンクを知っていれば誰でもこのアイテムを編集できます。:この状態で「名前またはメールアドレスを入力します」の欄に共有したい人のメールアドレスなどを入力し、簡単なメッセージを添えて「送信」ボタンを押すと共有したことを知らせるメールが送信されます。メールには、共有したフォルダーやファイルへアクセスできる URL が記載されており、この URL を知っている人は誰でも、編集することができます。
  • リンクのコピー:このフォルダーへアクセスできるURLが自動生成されます。 このURLを知っていれば、だれでもそのフォルダーへアクセスできます。 コピーして、友人知人に知らせます。

共有権限を付けたい場合は、「リンクを知っていれば誰でも編集できます」の部分を押します。 すると、画面が「リンクの設定」に変わり、次のような項目が利用可能になります。

  • 「編集を許可する」:OneDriveの編集作業は、相手がMicrosoft アカウントでサインインすると、保存されているファイルの修正や削除、ファイルの追加が可能です。 フォルダー内の閲覧とダウンロードだけを許可したい場合は、「編集を許可する」のチェックを外します。

OneDrive.com 共有の「リンクの設定」

  • 「有効期限の日付を設定」:これは、Microsoft 365 Personal を使っている「プレミアム」契約者が利用できる機能です。上記画像のように星印がついている場合は利用できません。 利用できる場合は、項目を押すとカレンダーが表示され日にちを指定できます。その日まで、他ユーザーに共有権限を与えることができます。
  • 「パスワードの設定」:これも Microsoft 365 Personal を使っている「プレミアム」契約者が利用できる機能です。 共有する際にパスワードを設定できます。共有されたユーザーは、そのパスワードを入力しないと利用することができません。

有効期限

設定したら「適用」ボタンを押します。 すると、画面が「リンクの送信」に戻りますので、共有したい相手のメールアドレスなどを入力し、簡単なメッセージを添えて、「送信」ボタンを押すか、「リンクのコピー」を押して、URL を生成させます。

共有したフォルダーをエクスプローラで確認すると、人型が表示されるようになります。これにより、共有していることがわかります。

共有したフォルダーのあるOneDrive

エクスプローラーで共有

エクスプローラーからでも共有を設定することができます。OneDrive 内のフォルダーやファイルを右クリックして表示されるメニューから「OneDrive リンクの共有」を選択します。これで、そのファイルへのリンクURLがクリップボードにコピーされます。テキストファイルなどで貼り付けると、そのURLが書き出されますので、メールなどで知らせます。そして、共有したフォルダーやファイルには、人型が表示されるようになります。

ただし、エクスプローラーで自動生成されるのは、編集のできないアクセス権だけのリンクです。もっと詳細な共有リンクを生成したい場合は、OneDriveを共有する で紹介したようにWeb上から行います。

共有の解除

設定した共有の解除は、Web 上の OneDrive.com で次のように作業します。

  1.  ブラウザで OneDrive.com へサインインします。
  2. 共有を解除したいフォルダーやファイルを選択し、右上の丸の「i」ボタンを押します。
  3. 右端に表示された画面から「アクセス許可の管理」を押します。
    右上の丸の「i」ボタンを押したところ
  4. 生成されているURLを「×」ボタンで消します。個人に共有した場合は、共有権限を「共有を停止」に切り替えます。
    アクセス許可を管理

「個人用 Vault」について

「個人用 Vault (Personal Vault)」は、OneDrive 上にある特別に保護された場所で、最も重要な書類や気密性の高いファイル、写真などを保管できるものです。

利用開始方法は、下記記事を参考にしてみてください。

OneDrive の「Personal Vault」とは

2019年10月現在、すべてのアカウントで利用可能です。 必要に応じて、重要なファイルや写真などを「個人用 Vault」フォルダーに移動し、保護します。 日本では、Microsoft 365 Personal ユーザーは、最大容量まで数は無制限で利用可能ですが、Office 365 サブスクリプションを契約していない場合は、3ファイルまで保存可能です。

目次

ご注意

当サイトで紹介した手順を行う際は、各自の責任において作業してください。